お知らせ

当院は生物学的製剤使用承認施設です

当院は、令和4年(2022年)7月より日本皮膚科学会から乾癬の「生物学的製剤使用承認施設」に承認されました。

生物学的製剤使用承認施設は、アトピー性皮膚炎におけるJAK阻害剤内服薬使用施設としてもあわせて承認されます。

これにより、SUBARU健康保険組合太田記念病院、また群馬大学医学部附属病院と連携して乾癬・アトピー性皮膚炎の最新治療を当院で行うことが可能となりました。

近年、乾癬およびアトピー性皮膚炎はその病態メカニズムが解明され様々な治療薬が開発されております。その中でも、乾癬における生物学的製剤やアトピー性皮膚炎におけるJAK阻害剤内服薬は、従来の治療ではコントロールが難しかった難治性の患者さんにも改善が期待できます。

これらの治療は一定の条件を満たす施設でしか行うことができません。生物学的製剤使用承認施設は大学病院や総合病院が中心ですが、当院は日本全国で見ても数少ないクリニックでの承認施設となります。

(乾癬の生物学的製剤は日本皮膚科学会の施設承認が必要ですが、アトピー性皮膚炎・蕁麻疹の生物学的製剤治療では承認は必要なく、当院でも同様に治療を行っております。)

生物学的製剤とは

生物学的製剤とはバイオ製剤とも言われ、様々な疾患に対し、高い有効性を示す点滴・注射製剤です。皮膚科では、乾癬に対する2010年のレミケードから始まり、その後現在に至るまで多くの薬が使用可能となっています。

生物学的製剤は化学的に合成した医薬品ではなく、生物が合成する物質(タンパク質)を応用して作られた治療薬です。

2022年現在、皮膚科領域では、乾癬・アトピー性皮膚炎・蕁麻疹・掌蹠膿疱症に対し、生物学的製剤の治療薬があります。

乾癬について

乾癬は、頭や全身の体にフケのような落屑をともなった赤い皮疹や、爪が分厚くなったりする病気です。
皮膚症状は治りにくい場合も多く、満足のいく治療効果が得られないことも多い疾患です。
これまで、外用薬、内服、光線療法が治療の中心でしたが、「生物学的製剤」が使用できるようになってから、今まで難治であった方にも非常によい治療効果が期待できるようになりました。
現在の治療法で症状にお困りの方はぜひご相談ください。

乾癬の治療に使用できる「生物学的製剤」について(2022年10月現在)

TNFα製剤
  • インフリキシマブ(レミケード ®)
  • アタリムマブ(ヒュミラ®)
  • セルトリズマブペゴル(シムジア®)
IL-12/23製剤
  • ウステキヌマブ(ステラーラ®)
IL-17製剤
  • セクキヌマブ(コセンティクス®)
  • イキセキズマブ(トルツ®)
  • ブロダルマブ(ルミセフ®)
  • ビメキズマブ(ビンゼレックス®)
IL-23/p19製剤
  • グセルクマブ(トレムフィア®)
  • リサンキズマブ(スキリージ®)
  • チルドラキズマブ(イルミア®)

アトピー性皮膚炎の治療に使用できる「生物学的製剤・JAK阻害剤」について(2022年10月現在)

IL4/13製剤
  • デュピルマブ(デュピクセント®)
IL31製剤
  • ネモリズマブ(ミチーガ®)
JAK1/2阻害剤
  • バリシチニブ(オルミエント®)
JAK1阻害剤
  • ウパダシチニブ(リンヴォック®)
  • アブロシチニブ(サイバインコ®)

蕁麻疹の治療に使用できる「生物学的製剤」について(2022年10月現在)

抗IgE抗体製剤
  • オマリズマブ(ゾレア®)

掌蹠膿疱症の治療に使用できる「生物学的製剤」について(2022年10月現在)

IL-23/p19製剤
  • グセルクマブ(トレムフィア®)

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佐々木皮膚科クリニック

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